森林総合研究所 北海道支所植物土壌研究グループ 研究員 菅井 徹人 先生(2025年度研究助成(一般))によるアウトリーチ活動をご紹介いたします。
2025年9月29日(月)「北海道デンドロセミナー入門編〜解析の初歩から効率的なコア採取方法まで〜」と題するセミナーを森林総合研究所北海道支所にて開催しました。
本セミナーは、学生をはじめとする次世代に対し、座学と実習を通じて森林生態学および年輪年代学への初歩的理解を深めるとともに、参加者間の交流を促進することを目的としました。
午前の座学ではまず、主催者の菅井が国内の森林管理の現状や北海道における気候変動の森林への影響、そしてこれらを踏まえた今後の森づくりの要点について紹介し、続いて講師の鄭俊介博士(森林総合研究所北海道支所)より年輪年代学の基礎、解析手法、そして解析結果の活用事例についてご講演いただきました。午後は石塚航博士(北海道立総合研究機構林業試験場)を講師に迎え、野外実習として年輪コア(木の幹から採取するサンプル)の採取を行いました。
一連のプログラムを通じて、次世代への啓発活動を実践するとともに、科学と社会の関わりについての問題意識を共有できた有意義な機会となりました。
報告書等は以下よりご覧いただけます。(クリックすると拡大表示されます。)
【アウトリーチ活動報告書】
【アウトリーチ活動の様子 (座学)】
【アウトリーチ活動の様子 (実習)】
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