新渡戸・南原基金支援事業

  新渡戸稲造(1862-1933)は、札幌農学校第2期生として卒業し、「われ太平洋の橋とならん」との志を抱き、英文の名著『武士道』を著しました。その後、第一高等学校の校長として青年の人格形成に多大な感化を及ぼし、また東京女子大学初代学長として女子教育の振興にも努めた偉大な教育者でした。
  南原繁(1889-1974)は、第一高等学校で新渡戸校長から感化を受け、政治哲学者として教育・研究に専念し、戦後は東京大学総長として、学生のみならず敗戦によって虚脱状態にあった国民に日本の再生を力強く訴えるとともに、教育基本法の策定など戦後教育改革の中心的な役割を果たしました。
  新渡戸・南原基金は新渡戸稲造、南原繁の精神に学び、これを継承して次世代の育成を図るために、平成16年に設立され、毎年優れた人物に新渡戸・南原賞を贈呈してきました。
  このような新渡戸・南原基金の意義は秋山財団が取り組んできました人材育成の理念に合致するものと考え、この事業を継承し、支援することとしました。選考は運営委員会が行い、事務局が秋山財団に設置されます。

これまでの「新渡戸・南原賞」受賞者

第1回 平成16年 樋野 興夫(順天堂大学教授)
第2回 平成17年 湊 昌子(東京女子大学学長)
第3回 平成18年 池田 守男(資生堂会長)
第4回 平成19年 内川 永一朗(新渡戸基金常務理事)
赤澤 庄三(赤澤記念財団理事長)
第5回 平成20年 佐藤 全弘(大阪市立大学名誉教授)
宮田 光雄(東北大学名誉教授)

※ 役職・所属は受賞時のものです。